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【ゴローのニュース解説】アフターコロナは物流の正常化から

はじめに

みなさま、こんにちは。僕は長年物流業界に勤務し実物経済を「物流から」見てきました。僕のリアルな仕事でも現在国際物流はかなり混乱しております。

コロナ禍が世界の物流網を混乱させております。僕はアフターコロナを見通す上で物流の正常化が重要な「カギ」になると考えました。

そこで現状の物流網の混乱とそれが要因の「物価上昇」の可能性を今回は論じたいと思います。

パソコンのスイッチオン!それでは始めましょう。

混乱する港湾空港施設

今現在世界各国の「物流の現場」は完全自動化とはなっておらず、物流施設内では輸送機材(フォークリフト、ガントリークレーンなど※1)をオペレーターが動かし、貨物を船舶や航空機から取り卸し(※2)しております。

(※1:ガントリークレーン、フォークリフトは荷役機材の一部でありその他様々なものがあります)(※2:輸入貨物の場合、輸出はその逆)

また、世界各国とも外国から到着した貨物は「通関手続き」を経なければ国内に流通させることは出来ず、船舶航空機から取り卸しした貨物は「保税倉庫」に一時保管し手続きを行う流れになっております。

それを踏まえて下記リンクをご覧ください。

船舶会社、航空会社ともに乗組員の確保がコロナによって困難となっております。また航空輸送に関してはその約70〜80%を「旅客便」が担っております。しかし、コロナによる旅客の激減もあり混乱期のピーク(2020年5月頃)で約70%が減便をいたしました。現在は回復傾向にありますが完全ではありません。

船舶輸送はそれに加えて世界のコンテナ不足もあるようです。詳しくは下記の動画をご覧ください。

それらプラスして前述した港湾空港施設のコロナ患者発生も混乱の要因に。一旦施設内でコロナ患者が発生すると数日閉鎖し消毒。また、同一施設内に勤務する従業者(濃厚接触者)の自宅待機で、施設運営に大変な混乱が生じているとのことです。

国際物流の生命線である「船舶」「航空」の便数減少。その最前線基地である「港湾」「空港」の貨物関連の施設では大変な混乱が生じているのがお分かりでは無いでしょうか。

物流網の混乱が物価上昇を引き起こす?

我々が手にするモノの値段はこの価格は原則この図式で決まっております。

「価格」=「原材料費」+「人件費」+「間接経費」

物流網の混乱や船舶航空の便数の減少により「輸送手段(貨物コンテナ、航空機貨物スペース)」の希少性が高まっており、船舶運賃、航空運賃とも値上がりしております。

それに追い討ちをかけるように原油価格も上昇しており、燃料費も上昇傾向にあることは想像に難しくありません。

各メーカーとも価格に敏感な消費者の行動を無視する訳には行かず「ギリギリ」まで価格維持する努力はしているようですが、ここにきて限界を迎えているような印象を受けます。それに関連する昨日のツイートです。

コーヒーを一例に取ると、食品業界紙では大手コーヒーメーカーが今年10月より20%程度値上げの価格改定を実施した報道があり。その記事では海上輸送網の混乱をコーヒー価格高騰の要因として挙げております。

最後に

以上自分が調べた範囲のことを述べて参りました。物流網の混乱ぶりと既に物価上昇の渦中にあることをご理解頂けたかと思います。

供給網の混乱は災害発生直後の「トイレットペーパー不足」やコロナ禍初期の「マスク不足」を引き起こします。また、物価上昇は実質「賃下げ」「貨幣価値の下落」です。

歪んだ貨物運賃の高騰が物価高を引き起こさないよう切に願うのみです。それにはコロナの早期終息による世界的な物流網の正常化が欠かせないのは言うまでもありません。

合わせて、トイレットペーパー不足などの要因となる「買占め」「個人転売」などの極端な消費行動を避けること。そんな僕らの冷静な行動も物流網の正常化に寄与するのだと考えております。

最後まで読んで頂きありがとうございました。それではまた。

参考文献

古い本ですが、世界の貿易や船舶輸送を知る上で大変参考になった本です。コンテナーの開発が船舶輸送を労働集約型からの脱却をもたらした。そんなイノベーションが世界を変えたのだとの考察は大変面白いです。最近改訂版が発売されましたので是非ご覧ください。激推し図書です。

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